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弓道の上達のためには何ができる?自宅や道場で簡単にできる上達方法
弓道の矢は、手元や体のわずかな動きで矢飛び(軌道)が大きく変わります。
そのため、4本すべて外すということは珍しい事ではありません。
しかし、しっかりと上達するために努力を怠らなければ、当たり前のように4本全ての矢を命中させて、皆中を連発することもできます。
そこで今回は、どのようにすれば弓道の腕が上達するのか、その方法を確認していきましょう。
自宅での上達方法
的前に立てるようになると、何度も的前に立って練習を重ねたいところ。
しかし弓道の上達のためには自宅での練習も忘れてはいけません。
筋力の強化
「弓道は関節・骨で弓を引く」という言葉を聞いたことがある人も少なくはないでしょう。
実際に弓道上段者を見ると、重い弓をいとも簡単に引くのに、その体は華奢な人が多いものです。
しかし、だからと言って筋肉を鍛える必要は無いかというと、そのような事もありません。
弓を引くときには次のような個所の筋肉が必要になります。
広背筋
背中の筋肉です。会に入るときに必要になります。
僧帽筋
背中の筋肉です。広背筋と同じく会に入るときや、会の状態を保持する時に必要な筋肉です。
上腕三頭筋
肩の筋肉です。会の状態の保持と、矢にねじりをつける時に必要になります。
大胸筋
胸の筋肉です。会に入るときに必要です。
と、案外様々な部位の筋肉を使うことになります。
これらの筋肉が弱いと、
- 会の状態の時にブルブル震える
- 早気になってしまう
- しっかりと会で開けない
などの原因となります。
次のようなトレーニングで、弓を引くときに必要な筋肉を鍛えましょう。
必要で基本的なトレーニング
腕立て伏せ
肩幅より広く開いて行うと大胸筋を、狭くして行うと上腕三頭筋を鍛えることができます。
懸垂
鉄棒などが必要となりますが、広背筋や僧帽筋を効率的に鍛えることができます。
バックエクステンション
いわゆる背筋です。広背筋を鍛えることができます。うつぶせになって、手を頭の後ろに軽く添えて背中の筋肉を意識しながら体をそらせます。ゆっくり行うことで高い効果を見込めます。
イメージトレーニング
射法八節の一連の流れは身についても、それぞれの動作において意識しなければいけないポイントは数多くあります。
このポイントは、慣れてくると注意を払うことを忘れてしまって、徐々に動作が崩れてしまうことがあります。
意外かもしれませんが、各動作のポイントに注意を払うことを忘れて、スランプに落ちる上段者も珍しくありません。
それを防ぐためには、日常的に基本的な動きとポイントを確認し、常に意識をすることが大切。
そのために毎日少しでもいいのでイメージトレーニングを行いましょう。
朝や寝る前などに行うようにすると、基礎となる動きを崩すことなく、着実に弓道の腕を上達させることができます。
鏡を見ながら姿勢調整
もし自宅に姿見があるのであれば、その鏡を見ながら姿勢調整を行うことも効果的です。
実際に弓を持ったイメージをして、
- 胴造りはしっかりできているか
- 肩に力が入りすぎていないか
など様々なことをチェックすることができます。
この時タオルを使ったり、ゴム弓を借りてきても良いでしょう。
的前・巻藁での上達方法
次は的前や、巻藁練習の時に効果的な上達のポイントを確認します。
リズムを意識する
射法八節の動作一つ一つは、次の動作にも影響を与えます。
会の前の動作である引分け時に、力の入り具合が適切でないと会の形が崩れます。
また、引分けの前の打起しの形は引分けの動作に影響します。
つまり、どの動きもないがしろにはできないということです。
しかし的前に立つと、つい気持ちが先走って、自らの動きをついつい忘れてしまいがちになります。
それを防ぐためには「リズムを意識する」ということを、的前や巻藁練習の時に心がけておくようにしましょう
普段から自らのリズムが身についていれば、どのような環境においても自らのタイミングで次の動作に移ることができ、常に一定のパフォーマンスを発揮しやすくなります。
メトロノームなどを使用すると、効果的に練習できます。
数より質を大切に
野球のスイングやバスケのシュートなど、数をこなすことを練習の一環にするスポーツは多いですが、弓道にこの方法は、適しているとは言えません。
仮に「今日は100本矢を放つ」と決めて練習をしてしまうと、数をこなす事ばかりにフォーカスがいってしまい、次第に早気になっていく可能性があります。
さらに悪いことに、他の動作においても変な癖がつきやすくなってしまいます。
弓道は一連の形を丁寧に行うことで、初めて綺麗な矢飛びが生まれます。
数を重ねる事よりも、的前に立った時の動作一つ一つに気を配り、時間をかけることで質の高い練習を行うようにしましょう。
ビデオで撮影
「腰をそらしすぎてへそが上を向いていた」
「残心で腕が伸び切れていなかった」
など、自分では気づかないところに思いもかけない問題がある事もあります。
このような問題に客観的に気づき、改善していくためには、ビデオ撮影が効果的です。
スマホなどを用いて、毎日一回は自らの動きを撮影して確認しましょう。
知らず知らずのうちについていた癖を、すぐに直すのは困難ですが、毎日撮影し自らの動きを確認することで、少しずつ修正することができます。
道具の手入れも忘れずに
弓道の上達のためには、使う道具に対して気を払うことも大切です。
例えば
- 中仕掛けの太さは適当か
- かけの溝は深すぎたり、逆に浅すぎないか
- 使用している弓の重さは自分に適当か
など、練習だけではどうにもならない部分も弓道には数多くあります。
定期的に手入れをしたり、調整することで、さらに上達が早くなります。
まとめ
的前に立つまで、早い人でも1ヶ月以上はかかります。
しかしあらぬ方向に飛んで行く矢を見て、弓道の難しさを思い知った人は少なくないはずです。
「今までの長い基礎練習は無駄だったのか」と思ってしまいそうになりますが、ここでめげずに練習を重ねていくことで、確実に矢は的に近づくようになります。
また、弓道は他のスポーツと比べても多くの道具を使うため、その手入れをしっかり行うことでも上達していくことが可能です。
今回の記事を参考に、自分にできそうなものから取り掛かるようにしましょう。
できる事からコツコツと続けていくことで、当たり前のように皆中を狙えるようになるはずです。
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