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的前に立たなくてもできる弓道の稽古方法
しかし実際は、練習中に的前に立てる時間は、ほんのわずかです。
メンバーが多かったり、審査が近い人がいたりすると、ますます的前に立つことができる機会は減ります。
そのため的前以外でもできる、ゴム弓や巻藁、素引きなどによる稽古はとても重要です。
そこで今回は、的前以外でもできる稽古方法のポイントを確認し、効果的に上達できるようにしていきましょう。
的前以外の稽古方法
ゴム弓、巻藁、素引き、それぞれの稽古方法で上達できる部分は変わるため、稽古時に意識するべきポイントも変わります。
それぞれの稽古方法で、具体的にどのような部分を意識すればいいのか、確認していきましょう。
ゴム弓で稽古する際に意識するポイント
ゴム弓の稽古でできることは多くはありません。
しかし持ち運びに便利であることから、道場だけではなく、自宅でも練習ができるというメリットがあります。
そんなゴム弓で稽古を行う場合は、次のような点を意識しましょう。
呼吸を意識する
弓道の動作は呼吸のリズムに合わせて行うと、一定のリズムで次の動作に移ることができるため、射形が安定しやすくなります。
また、引分けは息を吐きながら行うと安定しやすくなるなど、呼吸一つで弓道の腕は一気に上達します。
しかし的前では形や力の入り方など、同時に考えなければいけないことが多くなるため、呼吸のことは疎かになりがちです。
一方ゴム弓はどこでも練習ができるため、呼吸だけを意識しながら練習するということもできます。
「大三では大きく息を吸い、引分けでゆっくり息を吐きながら、会で2拍置いて…」など、動作ごとの呼吸を確認し、何度も繰り返しゴム弓で稽古を行いましょう。
形の崩れをチェック
ゴム弓は自宅にも持って帰ることができます。
そのため自宅の鏡やスマホ撮影などで、自らの形の気になる部分を見直すときにも最適です。
「胴造りがしっかりできているか」
「弓構えで腕の曲がりは適切か」
気になる点を集中して修正することができます。
巻藁で稽古する際に意識するポイント
巻藁では実際に矢を放つため、他の稽古方法に比べて最も的前と同じような稽古を行うことができます。
次のようなことに注意しながら巻藁で稽古を行えば、一気に上達を見込めます。
弓道巻藁での稽古動画
離れと残心を意識する
巻藁では実際に弓を使い矢を放つため、離れや残心の練習に非常に適しています。
例えば離れの際に行う手の内の押し込みや、斬新の長さを意識することで、矢飛びや形の崩れを大幅に修正することができます。
中仕掛けやかけなどのチェック
実際の弓具を使うと言う事は、道具の具合の確認も行えるということです。
中仕掛けの太さやかけの深さは、わずかな違いで矢飛びに大きな影響与えます。
巻藁で何度も確認しながら、違和感が無くなるまで微調整を行うようにしましょう。
会の長さ
自分では長く会を保っていると思っても、周囲から見ると早気になってしまっていることもよくあります。
巻藁は、会の部分だけに意識を集中させて練習することもできます。
どの程度、会を保てば周囲から見てもきれいな会になるのか、繰り返し稽古して感覚を身につけるようにしましょう。
素引きで稽古する際に意識するポイント
素引きは、的前はもちろん、巻藁が空いていない時にも行える稽古方法です。
矢以外の弓具を使って稽古を行うことができるため、より的前に立った時のような練習方法に近づけることができます。
次のような点に気を払いながら素引きの稽古を行うと、早い上達が見込めます。
力の入り方のチェック
素引きは、ゴム弓などよりも本番に近いシチュエーションで、力の入り方に意識を向けた稽古を行うことができます。
繰り返し練習して、無駄な力が入っていないか確認するようにしましょう。
手の内を意識する
素引きは手の内の確認にも効果的です。
ベタ押しになっていないか、逆に変な部分に過剰な力が入っていないか、容易に確認することができます。
弓の重さのチェック
素引きは弓の重さのチェックにも適した稽古方法です。
弓を重くした場合、的前に立つ前に
「引分けは問題なくできるか」
「会は長く保てるか」
などを素引きでチェックしておきましょう。
弓が重すぎることによる暴発をすることができます。
基礎固めには高い効果
弓道では、たとえどんなに綺麗な射形を作ることができたとしても、時間が経つと形が崩れてしまうことはよくあることです。
形の崩れを防ぐためには、定期的に基礎的な稽古が必要になります。
前述したゴム弓、巻藁、素引き、これらはいずれも基礎固めに適した稽古方法です。
メンバーが少ない、審査が近い、などという理由で的前で優先的に練習ができる状況であっても、ゴム弓や巻藁、素引きで基礎的な稽古は、定期的に行うようにしましょう。
まとめ
的前以外で行える稽古方法でも、さまざまな部分の修正や上達が可能です。
特定のポイントに意識を向けた稽古も行いやすいため、的前での稽古以上に効果が期待できる部分もあります。
的前での練習に比べると見た目は地味ではありますが、手軽に行えることは何よりのメリットです。
時間を見つけて、このような稽古をしっかり行うようにすれば確実に弓道の腕を上げることができるでしょう。
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