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わかっているのに直らない!早気のクセ
自分でもわかっているのに、一度癖がついてしまうとなかなか直りませんよね。
「会を伸ばせば良い」
「会の間で数を数えれば良い」
と、一見すぐに直せそうに思えますが、そう一筋縄でいかないのが早気の厄介なところ。
そんな早気でお悩みの方に、今回は早気の対策方法についてご紹介していきます。
早気対策@:足踏みを見直す
意外と思われるかもしれませんが、足踏みを見直すことも早気対策になります。
というのも、足踏みが広すぎると下半身が過剰に力んでしまい、その結果上半身の筋肉も緊張状態に陥り、引き分けから会にかけて使う筋肉に余裕がなくなり、持続力のある筋肉が使いにくくなってしまうことが原因で、早気になることがあるためです。
そのため、早気になったらまずは
- 足踏みが広すぎないか
をチェックしてみましょう。
初心者のうちは足の踏ん張りが効きやすいように、若干足踏みを広めにとるように教える指導法もあるため、昔教えられた足踏みの幅は一度忘れて、今現在の矢尺や重心のかかり方で足踏みを見直してみてください。
もし足踏みを、いつもより狭めて早気に改善がみられた場合は、足踏みから早気を直していきましょう。
早気対策A:会のおさまりを振り返る
「会で伸びられない」
「早く離してしまいたい」
と感じる原因の1つに、会のときの勝手の肘のおさまりが悪い、または胸が割れていないことで、会の安定感がなくなっている可能性も考えられます。
胸が割れていないことで会に安定感がないと、肩が詰まったり腕が縮こまったりした状態で「伸びる」というより「耐える」という会になってしまいます。
肩や腕が縮こまった状態は苦しいため、早く離れたくなってしまいますよね。
そのため、会が縮こまる傾向にある方は、
- 打ち起こしからの射形を再度見直したり
- 弓のキロ数が適正か確認したり
することが大事です。
打ち起こしは大きく高くゆったりと、引き分けも肩を落として骨のおさまりを意識します。
引き分けから会に入るまでも、勝手手首のゆとりをキープしていきましょう。
会が伸びられないくらいなら、いっそ弱いキロ数の弓に変更するのも良いですね。
そうやって会に安定感が生まれることで、早気が改善することも多いんですよ。
早気対策B:恐怖心を取り除く
早気の原因として、過去に経験した恐怖心が原因となっていることもあります。
「取り掛けが浅くて引き分け後に弦が外れたことがある」
「猿腕で腕をうってしまう」
「頬付や離れで力んで以前に頬をうったことがある」
そういった痛い・怖い記憶が残っていることで、つい恐怖心から早く離れてしまいます。
恐怖心が原因の場合は、早気を直すまで特に時間がかかってしまいます。
対策としては、
- 的前ではなく素引きで会をもって身体を慣れさせる
- 的前であえて離れをせずに戻す
といった、恐怖心を塗り替えるくらいの成功体験・イメージを持てるようになることが重要です。
また、しばらく弓道の稽古をお休みしてみるのも手ですよ。
しばらくお休みしている間、会が伸びて綺麗に離れる良いイメージトレーニングを行っていると、また弓が引きたくなってきた頃には、早気が改善していることもありますので、試してみてくださいね。
早気を直して伸びのある射形に
昇段審査で、会の秒数が評価されるのはもちろんですが、試合でも早気だと中りに走っているようでカッコ悪いですよね。
一度癖がついてしまうと、直しにくい早気ではありますが、もし早気でお悩みの方は、今回の記事の対策もぜひ試してみてくださいね。
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