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初段を取るのはそこまで難しくない
空手・柔道・剣道といった武道にも段位がありますが、もちろん弓道も例外ではありません。
弓道に携わった以上、誰でもいつかは段位を取得したいと考えるのは当然のことでしょう。
弓道の段位で最も最初に取得できるのは「初段」です。
練習を積み、昇段試験を受け、初段から順に二段、三段、四段と段位を上げていきます。
そのため、初心者はまず初段を取得することが当面の目標ということになります。
未経験者には「段位」と聞くと物々しく聞こえるかもしれませんが、実は初段を取得するのはそう難しくはありません。
学生の場合、初心者でも三級あたりから昇段試験を受け始め、二級、一級、初段というように3〜4回の試験をパスすれば初段が取得できます。
一般から参加する場合は、いきなり初段の試験を受けるということも可能なので、ある程度実力さえあれば、最初の試験で初段を取ることも珍しくはないのです。
真面目に練習を積めば1年前後で取得可能
弓道の初段を取得することは、初心者が思っているほどに難しくはありません。
というのも、昇段試験の審査方法は全日本弓道連盟によって定められているのですが、初段の合格基準のハードルは決して高くないからです。
全日本弓道連盟の審査規定によると、
- 初段の合格基準は「射型・体配及び射の運行共に型にかない、矢所の乱れぬ程度に達した者」
となっています。
射法八節を正しく守り、矢が見るからにバラバラに飛んで行ったりしない限りは、合格すると考えてよいでしょう。
細かい審査基準には、審査する方の裁量によってズレがありますが、初段の場合はそこまで厳しく審査されることもありません。
弓道初心者の場合、具体的には1年間しっかりと練習を積めば合格できます。
最低でも週に1〜2回は練習に参加するよう心掛ければ、1年後に初段を取れる確率はグンと上がります。
もちろん個人の腕前によっても必要な期間には差がありますが、多少下手な人でも練習さえしていれば2年3年とかかることは無いでしょう。
初段は弓道部に在籍する高校生でも普通に取得できますし、弓道歴が短い人が合格することも珍しくない段位なのです。
初段を取るためには何をすべき?
初段を取るためには、全日本弓道連盟の定めた
- 「射型・体配及び射の運行共に型にかない、矢所の乱れぬ程度に達した者」
という基準を満たす必要があります。
しかしその合格基準は決して高い壁ではなく、きちんと練習を積んでさえいれば、ほとんどの人が修得できる程度の基準です。
というのも、
- 弓道の初段試験における合格率は平均して80%以上になる
と言われているからです。
初心者は「初段を取るために何をすべきか?」と不安に思うかもしれませんが、普段ちゃんと練習していれば、そこまで突飛な工夫をする必要はないのです。
練習意外にやることがあるとすれば、本番で緊張から失敗してしまわないよう、落ち着きを心掛けることくらいです。
初めて試験を受けるという方の場合、昇段試験の流れを覚えておきましょう。
入場から退場までの一連の流れを覚え、矢所の乱れがないようしっかりと矢を放つことができれば、高い確率で合格します。
初段の場合は的中率そのものよりも、
- 引き方や作法などの動作が判断基準
となりやすいので、思ったところに矢がいかなくても慌てずに正しい姿勢を保ちましょう。
二段以上はどれくらい難しくなるのか
ここまで、初段を取るのは、そこまで難しくないということをご説明してきました。
では、二段や三段といった上位の段になってくると、どれくらい難易度が上がるのでしょうか。
段位が上がるにつれ、難易度が高くなるというのはどの武道でも一緒ですが、弓道の場合はやや趣が違います。
例えば空手や居合などの武道の場合、段位を上げるためには、その都度新しい型や技を修得しなければなりません。
ところが弓道の昇段試験は
- 段位が上がっても受験者がやる事はほぼ同じで、入場し、矢を射り、退場するという流れはずっと同じ
なのです。
段位が上がることで変わるのは
- 審査基準
です。
初段は、大まかな流れさえ合っていれば合格できますが、二段や三段と上がるとより細かい作法や所作までチェックされます。
また、矢所の乱れや的中率といった要素も、段位が上がるごとに厳しくチェックされるようになっていくのです。
とはいえ、やることが毎回一緒なので、何年も練習を積んでさえいれば、ほとんどの人はちゃんと段位が上がっていきます。
単純な動作の繰り返しだからこそ、携わった年数がそのまま力となり、段位を上げることもさほど難しくなくなっていくのです。
さすがに七段、八段というところまでこれば、容易には受からなくなってきますが、初心者でも2年〜3年練習を続ければ三段くらいまでは合格できるでしょう。
そのまま練習を続けて的中率を上げれば、四段、五段という高段位も夢ではありません。
努力が形となって現れる昇段審査
日頃の稽古の努力が、弓道の級や段位となって見える形になるのは、とても嬉しいことですよね。
昇段審査に合格すると、もっと鍛錬を頑張ろうというやる気もアップします。
また、昇段審査は的中だけではなく実技や知識、弓道に対する心構えなども総合的に見て合否が判断されます。
この点が、的中という結果だけで判断される試合と大きく異なるところでしょう。
今回は、昇段審査で初段を受ける際のポイントや注意点をまとめていきます。
初段合格のポイント
弓道初段は高校生くらいから受験する方が増えますが、高校生の合格率は30%前後のため、学生の方はある程度レベルは高いことを最初に覚悟しておきましょう。
一方初段の社会人の合格率は70〜80%前後です。
弓道の昇段審査は年功序列と言いますか、社会人や年配の方は射形が多少乱れていても、すんなりと合格することもよくあります。
少し納得のいかないところではありますが、己に克つこと、精神性を重視する弓道だからこそ若い学生は「もっと修行をしなさい」という意味合いなのかもしれません。
とは言え、学生でも社会人でも学科試験と実技試験があるのは同様。
初段合格のポイントは、とにかく
- 実技試験対策をぬかりなく行う
ことです。
- 100の時間があるとしたら、90を実技試験の練習に、10を筆記試験の勉強
にあてるのが良いと思います。
それでは、以下で筆記試験と実技試験それぞれのポイントをまとめていきます。
初段の筆記試験のポイント
初段の筆記試験は合格ラインが60%のため、あまり高くありません。
また、都道府県ごとに筆記試験の難易度のばらつきが問題となったことで、平成27年度からは初段から五段まで問題が事前に公表されることとなりました。
問題はA群4つとB群4つのなかから1つずつ出題されるため、筆記試験は事前に回答を作っておき、それを審査までに暗記する方法が効率的です。
A群
A群では、「射法八節の足踏みについて述べよ」といった知識を問われる問題が1つ出ます。
対策としては事前に教本で調べ、射法八節などそれぞれの用語の意味を簡潔に説明できるようにしましょう。
また、漢字で書く練習も忘れずに行いましょう。
B群
B群では、「弓道を始めた理由を述べよ」といった自分の意見を書く問題が1つ出るので、これは事前に勉強しなくても何とかなります。
しかし時間内にうまくまとめた文章で書くために、B群の問題も一度紙に書いてみると良いかもしれません。
初段の実技試験のポイント
初段の実技試験では、何と言っても
- 体配と射形が大事
です。
これは一朝一夕で身に付くものではないので、日ごろの稽古がそのまま現れると言っても良いでしょう。
特に体配は気配り次第ですぐに直せるもの・実践出来ることも多いため、何度も何度も練習して、身体が正しい体配を自然と覚えるくらい行えたら良いですね。
参段以上は合格には的中も求められますが、初段は大きく的から外れなければ、的中がなくても十分合格できます。
そのため、やはり
- 体配と射形を整えることが初段合格への近道
と言えます。
また見落としがちなのが
- 道具の手入れ
です。
矢摺籐が摩擦で黒く汚れすぎていたり削れて弓が見えていたりすると減点ですし、羽根がボロボロだと道具の手入れが出来ていないとみなされます。
中仕掛がボサボサなのも大きく減点になるため、審査の1週間前には道具の総点検を行いましょう。
内面が外に現れていることを忘れずに
弓道は非常に精神や内面を重視する武道です。
道具に感謝し、自分を正しく保てば的中という結果がついてくると信じて、中りに走らない清廉さが求められます。
そのため初段の昇段審査では決して中りにとらわれず、弓を引くプロセスを大事に行いましょう。
弓道初段審査動画
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