おすすめの弓道・アーチェリー教材
弓道射法八節習得プログラム〜射法八節を習得して中・貫・久を鍛え試合に勝つ方法〜【天皇杯覇者 土佐正明 監修】
弓道上達革命 〜初心者と指導者向け〜【天皇杯覇者 教士七段 増渕敦人監修】DVD2枚組
弓道上達の極意〜的中率アップの練習法〜【筑波大学体育会弓道部部長 松尾牧則 監修】
アーチェリー上達革命〜試合でも良い点数を打てるようになる効率的練習法〜【元・慶應義塾大学 洋弓部監督 佐藤達也 監修】DVD2枚組
意外と使い方が知られていないくすね
特に学生などはくすねの使い方がよくわからず、弓道部の部室にくすねが埃をかぶって置いてある・・・なんてこともあります。
しかしくすねは弦の補強だけでなく、昔は接着剤としても使っていた便利なものです。
今回はくすねの使い方をまとめていくので、くすねとその使い方を知ってより弓道の知識を深めましょう。
そもそもくすねとは
くすねとは松脂と燈油(菜種油や胡麻油)を混ぜて煮溶かし、練って適度な堅さにしたもので、「天鼠」と書いたり「薬煉」とも書いたりします。
昔は補強のために弦に塗ったりするほか、握り皮や矢摺籐の接着に使ったりするなど、かなり幅広い用途で使われていました。
しかし最近では木工用ボンドなど手軽に使える代用品があることから、くすねを使う人は減ってしまいました。
「手ぐすねひいて待つ」という言葉がありますが、実はこれはくすねが語源の言葉。
流鏑馬の際に弓返りしないよう、押手にくすねをつけて待つことから「準備万端にして待つ」という意味で使われています。
昔は弓返りを防ぐためにも、くすねが使われていたとは驚きですよね。
最近では使われる用途が減ってきているくすねですが、未だに弦の補強だけはくすねを使われる方が多いかと思います。
最近では便利なチューブに入っていたり、季節に応じて油分の調整をしたりしたくすねも売られているので、使いやすくなっています。
弦の補強に使えるくすね
弦の補強に使われるくすねですが、特に効果を発揮するのは麻弦です。
麻は2メートルほどしかないため、撚り合わせて長い1本の弦が出来ているため、合成弦よりも毛羽立ちやすく、また太さが安定しません。
そのため
- 稽古の度にくすねを使って弦をコーティングしていく
ことで、毛羽立ちを抑えて美しさをキープし、さらに麻に染み込んでいくことで弦の補強をすることが出来ます。
合成弦でも、くすねを使って弦の補強をすることは出来ますが、合成弦は繊維がしっかりしている上弦の太さも安定しているため、毎回くすねを使わなくても大丈夫です。
中仕掛作りでも使えるくすね
最近では木工用ボンドで、中仕掛を作る人の方が多数派だと思いますが、実は中仕掛はボンドで作るかくすねで作るかで、使い心地が変わります。
ボンドで作るメリットは、気軽に修理することが出来ることです。
しかし、湿気に弱いため雨の日などに矢番えの感覚がいつもと異なったり、矢筈で傷つきやすく、くすねで作った中仕掛よりも頻繁に修理しなければならなかったりするというデメリットもあります。
一方
- くすねで作るメリットは、一度作った中仕掛は丈夫で天候にも左右されにくい
ということです。
筈で傷つきにくいため、矢番えもスムーズで矢こぼれも少なくなります。
しかし、くすねを使う前には温めるなどの手間がかかること、また一度作ってしまった中仕掛が太すぎるときの削る作業が大変、と言うデメリットもあります。
それぞれメリット・デメリットのあるボンドとくすねですが、初心者の方はまずはボンドで中仕掛を作ることがおすすめです。
失敗しても簡単に修理したり、道宝をかける練習をしたりするのにボンドの方が向いているためです。
ボンドで慣れてきたら、くすねでより使い心地の良い中仕掛を作りましょう。
くすねを使いこなして技術も知識も底上げ
昔合戦の場では、弦が切れることは自分が死ぬかもしれないほどの一大事。
弦も補強してくれ、中仕掛や握り皮、さらには矢摺籐の修理まで行うことができるくすねは、無くてはならないものだったでしょう。
現代では使う場面が少なくなっているくすねですが、慣れてきたら敢えてボンドは使わずに、昔ながらの方法で弓具を修理したりするのも、歴史ロマンを感じられて良いですよね。
ぜひくすねを有効活用してみてくださいね。
弓道で上達する方法
弓道で上達していくためには、
- 基本的な知識
- コツ
- 練習方法
それらを知っていることで、指導された内容を深く理解でき、記録を伸ばすことにつながるでしょう。
そのような基本的な知識やコツ、練習方法を無料メールマガジンで配信しております。
ぜひご登録ください。
弓道で上達していくには
- 一流の人がどのような練習や考え方をしているのか?
- 一流の指導者がどこをポイントとして指導しているのか?
それらを知ることができる、おすすめのDVDがこちらです。
ぜひご覧ください。
- 『手の内』
- 『射形の美しさ』
- 『集中力と精神力』
- 『射技の美しさ』
- 『離れでの理想的なタイミング』
- 『体配の極意』
弓道上達革命 〜初心者と指導者向け〜【天皇杯覇者 教士七段 増渕敦人監修】DVD2枚組
- 中・貫・久に関する悩みの解消
- 思い描いた通りの動作が習得できる
- 射法技術の向上
- 皆中の喜びを知る
- 武道精神がより培われる
弓道射法八節習得プログラム〜射法八節を習得して中・貫・久を鍛え試合に勝つ方法〜【天皇杯覇者 土佐正明 監修】
- 「的中率を上げるための方法」
- 「早気を解消する方法」
- 「正しい射法八節」
- 「正しい道具の扱い方」
- 「結果につながる指導方法と練習方法」
関連ページ
- 弓道初心者でも中仕掛をきれいに作れる3つのポイントとは?
- 矢の番えやすさを大きく左右する中仕掛。購入するとあらかじめ中仕掛がある弦もありますが、ほとんどの方は自分の矢筈に合わせて手作りしますよね。その手作りの際に、上手い・下手がはっきりとわかってしまうのが中仕掛。ガタガタの中仕掛だと矢を番えるのもスムーズに行かないですし、何より見た目が残念な感じになり中仕掛は、ポイントとコツさえつかめれば誰でもきれいに作ることが出来るんです。そこで今回は、中仕掛をきれいに作るためのポイント3つをご紹介していきますね。
- かけの黒ずみの原因と対策方法
- 新しいかけを使い始めて、徐々に黒ずみが出てくると気になりますよね。お気に入りのかけだからこそきれいな状態をキープしたいにも関わらず、どうしても増えていく黒ずみ。中指の関節のところならまだしも、手首付近が黒くなることもあります。鹿の皮で出来ているかけは水や薬剤をかけることも出来ないので、お手入れはどうしたら良いのかと悩みますよね。しかし使っているうちにかけが黒ずんでくるのは当然のことです。そのため、多少の黒ずみは「稽古に励んだ証拠」としてとらえ、気にせずにそのままかけを使用して構いません。しかし、どうしても黒ずみが気になって取りたい場合や、黒ずみがテカテカしてきて滑りやすくなっているなど使い心地が悪い場合の、黒ずみの除去方法をご紹介します。
- 弓道着・袴・足袋の自宅でしておきたいお手入れの方法とは?
- 普段から弓道着で稽古する方、一方普段は普段着やジャージで稽古して試合前や昇段審査前だけ慣らしで道着を着る方など、稽古時の服装は様々ですよね。いずれにしろ、弓道着を着ると気持ちが引き締まりますよね。しかし、特に夏場になると弓道着のお手入れは頻度が増して大変になります。袴をクリーニングに出している方は、毎回のクリーニング代もバカになりません。そこで今回は、弓道着の自宅でのお手入れ方法をまとめていきます。
- 弓道筈の修理の仕方と2つの注意点とは?
- 矢処が重なってしまい矢筈が欠けるというのは、しばしば稽古中に起こるものですよね。矢筈が一度欠けてしまうと、筈が壊れている間はその矢が使えないのも不便ですし、矢取りの間隔も短くなるので稽古の効率が落ちたりするのも意外と大変です。自分で矢筈を修理することが出来ます。筈溝まで壊れているといった特殊かつ破損の仕方が大きい場合は自力での修理は難しいですが、筈のみが欠けている・壊れている場合は基本的に自分で修理することが可能です。そこで今回は、自分で矢筈を修理する方法をまとめていきます。
- 弓道矢を長持ちさせる手入れの方法とは?矢の具体的な選び方とは?
- 様々なデザインと色で、矢は弓具のなかで最も個性豊かなものです。羽根のデザインからはぎ糸の色まで、自分の好みがそのまま反映されるからこそ、自分の分身のように感じている方も多いと思います。また、敢えて扱いの難しい鷹の羽根などを選んで使う際は、「もっと弓道を上達したい」という意思の表れだったりもします。道具に感謝する武道である弓道だからこそ、矢の扱い方は弓道の実力に直結します。今回は矢のお手入れ・修理方法についてまとめていきます。