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自分に合った弓がわからないなら
- 木
- 竹
- カーボン
といった材質や作り、
- 長さ
- 太さ
- 強さ
等、弓を選ぶポイントは様々なものがあるため、自分に合った弓選びは迷ってしまいますよね。
今回はそんな弓選びに迷っている方向けに、弓選びのポイントを3つご紹介していきます。
弓選びのポイント@:長さと太さ重さ
使う弓の長さと太さは、
- 自分自身の身長
- 手の大きさ
で決まります。
弓の長さ
まず弓の長さですが、一般的に
- 身長が160センチ以下の方は並寸
- 170センチ前後の方は二寸伸
- それ以上の身長の方は四寸伸
が適していると言われています。
しかし上記基準はあくまで目安なので、必ずしも守らなければいけないという訳ではありません。
身長の割に腕が長い方は矢が長い分、長い弓を使うべきですし、初心者の方も、まだ会の伸びが未熟で今後の稽古で会の伸びが出てくることを考えると、矢尺と弓の長さにはゆとりを持つべきです。
以下は、目安となる弓のサイズとそれに合わせた身長です。
- 身長145〜155cm…212cm
- 身長155〜165cm…221cm
- 身長165〜175cm…227cm
- 身長175〜180cm…230cm
- 身長180cm以上…233cm
ただしこれも弓の重さ同様あくまでも目安です。
実際に引いて「弓の重さをより重く感じる」という場合は少し大き目のサイズを、逆に指定されている重さより軽く感じる場合は、小さめのサイズを選ぶようにすると良いでしょう。
弓の太さ
次に弓の太さですが、
- 太さは自分で手の内が作りやすい太さ
にします。
手のひらが全体的に小さい方や小指だけ短めの方など、手の内は人によって若干形が変わってきます。
そのため、初心者の方は稽古である程度手の内がわかってきてから、弓の太さを選びましょう。
また、握り皮の中に「握り調整用のゴム」や「手作りの折った新聞紙」を入れて太さを調整することも出来ます。
そのため、弓の握り部分を細くすることは出来ませんが、微妙に調整しながら太くすることは可能なので、それも念頭に選べると良いですね。
重さ(弓力)
「弓の重さ」とは
- 弓自体の重さの事ではなく、弓を引いたときに感じる重さ
のことです。
引いたとき重すぎると、会で十分な時間を保つことができなかったり、そもそも引き分けを行うことすらできないということにもなりかねません。
逆に軽過ぎると、無駄なアーチを描く矢飛びになり、的中率に影響与えます。
自分に合う弓の重さの計算方法は
「体重の3分の1×70?80パーセント」
「握力の半分×70〜80パーセント」
とも言われていますが、丁度いいと感じる重さは個人差が大きいためこれはあくまでも目安です。
弓を選ぶ時は、
- 初めて引いたときに少し重たいと感じる程度のものを選ぶ
と良いでしょう。
最初は重たく感じても、慣れてくるとちょうどいいと感じるようになります。
弓選びのポイントA:材質
弓選びのポイント2つ目は、弓の材質です。
材質は弓道歴やお手入れのしやすさ、引いたときの感触の好み等で選びます。
カーボン弓
カーボン弓とグラス弓は、初心者から中級者まで愛用されている、使いやすい弓です。
とにかく
- 矢勢が良い弓が良い方は、カーボン弓
がオススメです。
特に、木と竹とカーボンが組み合わさった直心Uカーボン・スーパーカーボンあたりはかなり矢勢が出ます。
しかしその分反発が強いため、手の内をしっかり作り角見を効かせることが大切です。
グラス弓
一方グラス弓は、カーボン弓と比較して矢勢は劣るものの、
- 弓の回転力が強く扱いやすいため、初心者でも的中率を上げやすい
特徴があります。
カーボン弓とグラス弓とで迷ったら、一度引いてみて「しっくりきた」という自分の直感を信じても良いですね。
竹弓
竹弓は、高い弓道段位を持っているような
- 上級者でないと扱いが難しい弓
です。
手に馴染む感覚は良いですが、カーボン・グラス弓よりも反り弓になりやすかった、り弓形が崩れやすかったりするため、手の内や押手勝手のバランスや射形が整っていないとすぐに弓の故障に繋がりかねません。
湿気の影響も受けやすく、弓形維持のためのお手入れや知識もかなり必要とされるため、単純に的中しやすさで選ぶならカーボン・グラス弓の方がオススメです。
弓選びのポイントB:強さ
的中率に相当な影響を及ぼすのが、弓の強さですよね。
- 「12キロを引けるようになったら一人前」
- 「弓を購入するときは、今使っている弓よりも2キロ強い弓を選ぶ」
等、強さについては色々と言われているため、初心者の方や弓の購入を考えている方は「強い弓に挑戦したい」という気持ちが起こってきます。
しかし急に強い弓を引くと、肩・肘が故障してしまったり、一気に的中率が落ちたり、会を保てなくて射形がどんどん崩れていったり…と、あまり良いことがありません。
そのため、弓の強さを選ぶときは背伸びをしないで、自分無理のない強さが良いでしょう。
- 40〜50本引いても身体が痛くなったり過剰な無理が生じたりしていないか
- 冬場に弓が冷たく強く感じる時期でも会の伸びが出るか
といったことを、購入前に借りた弓で確認しましょう。
弓を借りて試す際は、使われた年数や本数によっては弓の反発力が下がっているため「弓具店にある新品の弓は同じキロ数でももっと強い」と言うことを念頭に置いておきましょう。
道具の手入れの仕方
次は道具の手入れの仕方を確認していきます。
手入れをしなければいけない道具は多いですが、それぞれ手間はほとんどかかりません。
弓の手入れ
弓には竹弓やカーボン・ジュラルミンなど素材の違いがありますが、どちらにおいてもほとんど手入れは不要です。
逆に水拭きなど、
- 余計な手入れを行ってしまうと弓が反ってしまう
ということもあります。
唯一手入れが必要なのは、
- 握り皮の交換
です。
すでに道場にある弓は、いずれも長く使い込まれたものばかり。
使っていると、次第に皮の部分がめくれてくる可能性があります。
交換は次の手順で行います
1.弓を傷つけないようにハサミなどで切れ込みを入れ、剥がします
2.剥がした後の、接着剤跡をきれいに取り除きます
3.新しい握り皮を、接着剤を使い巻きながら貼ります。この時ゆるいと、後で剥がれる原因になります。しかし、逆にきつすぎると後で縮んできれいな仕上がりになりません。程よく引っ張って貼っていきます。
一度行うとあとは難しくはありませんが、多少技術が必要な作業であるため、最初は先輩などに見てもらいながら行うようにしましょう。
弦の手入れ
弦は麻か化学繊維をより合わせてできており、それを「くすね」という糊のようなもので固めて強度を高めています。
くすねで固めているだけに、曲げるとポキッと折れができてしまいます。
折れがあると、そこから切れる確率が高くなるため、日々チェックを怠らないようにしましょう。
また、矢筈をかける部分の太さを調整するための中仕掛けも適切な太さに作られているか、日々使用する中でチェックしましょう。
細いと感じるようであれば以下の手順で太さ調整を行います。
1.弦を張った状態で弓を立てかけます
2.矢筈をかける部分の前後2?3cm部分にマジックで線を入れます
3.麻を繊維状にほぐしたものを用意し、印を入れた範囲にくすねをつけます
4.くすねをつけた部分にほぐした麻を貼り付けて、わらじを使ってこすりあわせるように接着します
上の1?4の工程を繰り返して、適切な太さになるまで麻を接着していきます。
自分ぴったりの弓で早く上達しましょう
弓道を志す方にとって、自分の弓を購入するときはとっても嬉しいときですよね。
自分に合った弓で、自分好みのデザインの握り皮や弓袋などを使うことで、一層弓に愛着も湧いてきて、稽古も頑張ろうという気持ちになってきます。
より楽しい弓道ライフにするためにも、自分ぴったりの弓を見つけてくださいね。
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