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【「入木弓」と「出木弓」ってなに?】
- 「入木」
- 「出木」
という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは弦を弓に張ったとき、弦と弓の裏はずの位置関係によって弓の状態を2つに分けた言葉です。
見分け方はいたってシンプル。
末弭と本弭で弦を弓の真ん中に合わせ、本弭側から弦の位置を確認するだけです。
どうやって合わせても弦は弓のど真ん中を通っているわけではなく、右か左に寄っていることが確認できるはずです。
このとき
- 自分から見て右側に弦が寄っている場合は「入木」といい、その弓を「入木弓」
と呼びます。
そして
- 左側に弦が寄っていた場合は「出木」といい、その弓を「出木弓」
というのです。
ごく小さな違いに見えるかもしれませんが、使ってい弓が入木弓か出木弓かで的中率にも大きな差が出ます。
もしも今まであまり気にしたことがなかったという方がいたら、まずは自分が普段使っている弓が「入木弓」なのか「出木弓」なのかチェックしてみてください。
【「入木弓」と「出木弓」はどちらが性能的に上か?】
入木弓と出木弓の違いがわかったところで、「どちらが性能的に上か?」という具体的な話をしていきましょう。
結論から言えば、優れているのは一般的に「入木弓」のほうだと言われています。
その理由は、矢は弓士から見て右側に番えるものだからです。
アーチェリーの弓とは違い、和弓は弓そのものに穴が開いていないため、矢は必ず「弓の側面」にセットされます。
そのため弓と矢が擦れやすく、和弓はアーチェリーの弓よりも右方向にブレる可能性が高いといえます。
それを防ぐためには弓を捻る必要があるのですが…出木弓の場合、捻れば捻るほど弓が出てきて弦道をふさいでしまいます。
逆に、入木弓の場合は捻れば捻るほど弦道が開き、矢を真っすぐに飛ばしやすい環境が整っていくのです。
つまり「弓を捻る」という和弓独特の行為により適しているのが入木弓だというわけです。
もしも普段使っている弓が出木弓になってしまっていたら、早めに調整しておいたほうがよいでしょう。
【出木弓を矯正する方法】
先ほどは便宜上「どちらの性能が上か?」なんて書き方をしましたが、実際のところ弓の状態は入木であることが正しいとされています。
出木弓を使うこともルール違反とまでは言いませんが…おそらく「整備不良の弓を使っている人」以上の評価は得られないでしょうね。
デメリットならいくらでも思いつきますが、これといったメリットは無いのが出木弓です。
では、もしも自分の使っている弓が出木だと判明した場合、その弓は捨てて新しく入木弓を買い直さなければならないのでしょうか?
答えはNOです。「入木弓」「出木弓」はあくまで弓の状態を表す用語ですので、正しく整備すれば出木弓を入木弓に矯正することも可能だからです。
竹弓の場合は、弓調整器をかけて弦の位置を調整していきましょう。
また、少々コツが要りますが竹を踏んで矯正するという方法を取る方もいます。
一発で直るわけではありませんが、少しづつ負荷をかけて徐々に調節していくのがポイントです。
カーボン弓やグラス弓だと、弓調整器だけで入木に直すのは難しいです。
頑丈な素材で作られている弓は、ちょっとやそっとの負荷では変形しませんので、弓具店などで相談してみてもよいでしょう。
【入木が強すぎる場合はどうする?】
新しい竹弓を買うと、入木が強すぎて驚かされるケースがあります。
引き方によってはすぐに出木に寄ってしまう可能性があるので、新品の弓はたいてい入木を強めにかけているからです。
たまに入木が強いことに違和感を感じ、少し出来に寄せようとする方がいますが、これはオススメできる行為ではありません。
入木が強いほうが角見が効きますし、どうせそのうち出木が強くなってくるので意味が無くなってきます。
むしろ最初は入木を強めにしておいて、自分の技術で調整することを意識したほうがいいでしょう。
入木から出木への微妙な変化に対応するか、常に入木の状態をベストに保っておくか…いずれにせよ、道具の使いこなし方が結果に繋がります。
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