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【アーチェリー選手に「視力」はどれくらい必要なのか】
サイトやスタビライザーを使うとはいえ、これほど遠方にある的を狙うためには、最低限の「視力」が必要になるでしょう。
視力0.5以下の人なら理解できると思いますが、「視力が低い」という事実はほとんどのスポーツで不利に働きます。
野球ボールなんてほとんど見えませんし、バスケットボールですら「リングの位置が正確に把握できない」なんて理由でシュート率が上がりません。
増してや、ほんの数ミリの正確性が要求されるアーチェリーなんてもっての他…なんて考える方も多いでしょう。
しかし実際のところ、アーチェリーはむしろ「視力が低くてもできるスポーツ」だといえます。
野球やバスケには「動体視力」が必要となるため、視力そのものが低いことは不利に働きやすいのですが、アーチェリーは集中して一点を狙うだけなので、動体視力はそれほど必要にならないのです。
フィールド競技は別ですが、始めから的の位置が把握できている「インドアアーチェリー」「オリンピックラウンド」などの競技であれば、視力の低さはさほど問題にならないでしょう。
アーチェリーで記録を伸ばすために必要なのは、的をしっかりと見据える視力ではなく、スタビライザーやサイトを上手く使いこなして視力を補う「感覚」です。
ですから、アーチェリーを始める上で「視力が悪いから…」なんて気にする必要は全く無いと言ってよいでしょう。
むしろアーチェリーは、
- 視力が原因で他のスポーツをあきらめた人でも問題なく活躍できる
平等なスポーツなのです。
【結局どれくらいの視力があったらアーチェリーができるの?】
アーチェリーに大層な視力は必要ない…とは言っても、結局どれくらいの視力があれば、アーチェリーを行えるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
具体的な基準があるわけではないのですが、実際に世界で活躍しているアーチャーのなかには、視力0.1〜0.5という方も珍しくはありません。
アーチェリーではコンタクトレンズや眼鏡の使用は、一切制限されていないので、目が悪いなら視力矯正器具を使えば良いのです。
世界大会などの映像を確認してみても、眼鏡をかけた選手がチラホラ確認できます。
目安としては、眼鏡やコンタクトを着用した状態で、問題なく日常生活ができていればOKです。
眼鏡をかけた状態で、普通免許の更新ができる視力(両目あわせて0.7以上)であれば、ほとんど問題なく競技を行うことができます。
【眼鏡とコンタクトのどちらを選ぶべき?】
スポーツによっては、眼鏡をかけたままだと、動きにくく不利になる競技もあります。
できるだけスムーズに動けるようにと、スポーツの最中だけコンタクトレンズや、スポーツ用ゴーグルに変えている方もいるでしょう。
しかしアーチェリーは、そこまで激しく動き回る競技ではないので、普通の眼鏡でも大した問題はありません。
ただし、競技中に着用する眼鏡のデザインには気を付けましょう。
眼鏡のデザインによっては、アーチェリーを行う上で、邪魔になってしまうことがあるからです。
例えば
- レンズが小さい眼鏡は要注意
です。
レンズが小さい眼鏡でも日常生活には問題ないと思いますが、いざ弓を構えると視界がレンズの外にブレてしまい、眼鏡の意味がなくなることがあります。
また、眼鏡のフレームが太すぎたり余計な装飾がある物も、アーチェリーを行う上では視界を遮る可能性があるので避けてください。
もしも特にこだわりが無ければ、コンタクトレンズを選んでおくのがオススメです。
視力に合ったコンタクトレンズを着用しておけば、アーチェリーを行う上で視力や視界で不利に立つことも無くなるでしょう。
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【実は視力0.1で世界のトップに立ったアーチャーがいる!】
これまで10年以上もアーチェリーで世界上位の実力を維持し続け、2017年には世界選手権2冠を奪取した韓国のイム・ドンヒョン選手。
世界中で最も有名なアーチャーのひとりですが、実は彼の視力は0.1しか無いのだそうです。
本人にインタビューした記事によれば、弓を構えた時点で見据えた方向には「的の色すらぼんやりとしか見えない」のだそう。
イム・ドンヒョン選手はそれほど低い視力にも関わらず、裸眼のままで数々の大会に出場しては優勝をかっさらってきました。
この事実からも、アーチェリーに大した視力は必要ないということがわかります。
視力0.1の選手でも裸眼で世界のトップに立てるのですから、眼鏡やコンタクトを着用した選手が不利になるということはありませんよね。
イム・ドンヒョンの動画
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